目的
新宿代々木市民測定所は、広く一般市民を対象として、食品等に含まれる放射能を公正中立な立場から正確、精密に測定し、その情報をインターネット等により広く一般に周知することにより、内部被ばくによる被害を未然に防止して、私たち日本人の健康を守ることを目的にしています。
運営方針
私たちの役割は、あくまでも市民の意思決定に役立つ、正確な情報(測定値という客観的な事実)を提供することです。できるだけ精度の高い測定を行い、その結果を淡々と公表します。測定値に対する判断(安全・危険)の押し付けはいたしません。測定値をどう解釈するかは、市民のみなさんが自ら考えて判断してください。
新宿代々木市民測定所は、市民からの寄付や会費で運営されています。私たちは、独立した自由な立場で活動しています。特定の企業や団体とのしがらみはありませんし、どの政治団体や宗教団体とも関係はありません。公正中立な立場から測定を行うことが、市民のみなさんとの信頼の礎だと考えています。
自主検体の方針
主として食品メーカーの製品を対象とし、同一カテゴリーの製品を比較できる形で公表します。
今後、対象を広げますが、まず乳幼児、こどもが食べる製品を先行させます。
必要と認めたカテゴリーについては、その推移をみるために定期的に再測定を実施します。
経過
2011年3月の福島原発事故による放射性物質の影響から、自分の家族や大切な人を守りたいとの思いから、一般市民が集まり、2012年4月開所しました。
さらなる発展のため2013年4月NPO法人に移行し、5月にゲルマニウム半導体検出器GCD-60200を導入、運用試験の後、7月より測定受付を開始しました。また2013年12月より、セシウムの体内蓄積量が気になる方のために尿の測定を開始しました。この詳細についてはママレボをご参照下さい。
現在運用している機器は、以下のとおりです。
- 「ゲルマニウム半導体検出器 初号機改 GCD-60200」
- 「ゲルマニウム半導体検出器 弐号機 GCD-70200」
測定できるものは、以下のとおりです。その他のものについてはご相談ください。
・食品、飲料物
・土壌
・尿
・母乳
業務報告一覧はこちら。